TODO NO TSUMARI

結局のところ

彼が好きだったのは私の顔で

きっと私じゃなくてもよかったんだろうなぁ。

 

近場にいたから私だっただけで

特別なことなんて何一つ無かったんだろうなぁ。

 

 

そう、これはただの失恋。

ありふれた 恋の終わり。

 

一度与えられたからといって、それがずっと続くと思うなんてお門違いにもほどがある。

 

 

夢のような日々だったなぁ。

間違いなくあの頃の私は可愛かった。

でもそれももう過去の話。あの頃の彼はもういないし、あの頃の私もいない。

 

 

私を振るだなんていい度胸をしている。

私の魅力がわからないなんてくだらない男だ。

 

でも、そんなくだらない男を忘れられない自分がいちばんくだらない。

 

 

困りました。八方塞がりです。

 

過去の私のことが大好きな彼から来月の私に誕生日プレゼントが届いてほしい

 

酔ったときに会いたくなるのは過去の彼であって現在の彼ではないから決して会うべきではない。

 

しかし困ったことに現在の彼も過去の彼も同じ家に住んでいて、同じ背格好で同じ匂いで同じ手触りをしているからうっかり間違えてしまう。

 

 

大好きだった彼はもういない。

 

死んだ。そう思うことにした。

 

どうして死んだ?自殺?誰かに殺された?

 

 

殺したのは、私?

木曜日

 

泣き腫らした重いまぶたにシャドーを塗りながら、どうして自分ばかりこんなに悲しいのだろうなんて考えているとなんだか馬鹿らしくなった朝です。

 

昨晩は久々に時間を設けて読書をしました。

買うだけ買って読めていなかった短編集をやっと手に取ったんですが、登場人物がみんな幸せそうで、すぐに読むのをやめました。

 

 

つい3ヶ月前のLINEを読み返すと、そこには身に余る愛情にうろたえる私がいました。

幸せに満ちた日々がありました。

 

あれから3ヶ月。

相手は好きでないどころか、今の私が苦手だと言います。

 

失恋のショックから立ち直れず、悲しみを本人にぶつけ、遂には半ば強引に復縁を迫り、形だけ元の関係に戻ったものの相手の自分に対する苦手意識はますます膨らみ、そうしてまた悲しみに暮れています。

 

 

仕事に打ち込めれば気も紛れるんでしょうが、いつ辞めてやろうかなんて考えながらの毎日ではそれもできず。

業務内容的に、つべこべ言わずに全力で向き合ってみることもできないので困ったものです。

 

 

ここ2ヶ月くらい、胃の調子が優れません。

おかげで早めに退勤する罪悪感なんかは無くなりましたが、早く帰ったって痛いもんは痛い。

 

めちゃくちゃ余裕ありません。良くない。

 

いったん全部やめたいです。

仕事辞めて、彼ともさよならして、音楽を聴いたり本を読んだり時々ゲームをしたりして過ごしたい。

そうやって、空っぽになって、そのとき会いたいと思った人を大切にしたい。

 

でもそれができない(正確にはやってしまうと後々困るからできない)から、日々をこなすしかないんですよね。

止まってくれない毎日のなかで、折り合いをつけていかないといけない。

 

なんか、めっちゃネガティブですね。

自分の文じゃないみたい。

 

未来は自分で切り拓く私なんですけど、会社では私の不満を全て「仕方ない」で片付けられたし、彼に対してはやることなすこと裏目に出て離れて行っちゃったので、もう怖いです。

 

 

今日は木曜日。

1週間のうち最もお互いの都合をつけやすく、食事をしようと以前から話していました。

私はこの日を待ちわびていたけれど、きっと彼は億劫なんだろうなぁ。

こんなまま会ったって良いことが無いのはわかっているんですけどね。

 

果たして、私は今日彼に会えるのでしょうか。

私が仕事を辞めたい理由

先週の土曜日、自分の中で目標にしてきた仕事があった。

高校生の頃初めて行ったライブと同じレーベルのアーティストのライブだった。

 

 

中学時代にニコニコ動画にハマった私はカラオケに行けばいつもボカロを歌ったし、受験勉強のお供も歌い手の「歌ってみた」だった。

高校で軽音部に入ると憧れの歌い手の動画を聴き込んで、歌い方の参考にした。

 

高校2年生の5月、人生で初めてライブに行った。

ニコニコ動画で人気の歌い手やボカロPが一堂に会するライブだった。

 

目まぐるしく入れ替わる出演者。何度も何度も見たPVが流れるスクリーン。大好きな曲を、自分と同じように口ずさむ知らない人たち。

 

通学中に、疲れた帰り道に、就寝前に、勝負の朝に、なんでもない日の暇つぶしに…会場にいる全員に暮らしがあり、それぞれの生活のどこかに音楽が組み込まれていている。そんな、顔も名前も知らないたくさんの人が、同じ音楽に心を動かされ、ここにいる。普段はそれぞれで聴いている音楽を、同じ空間で、大音量で浴びる。

今でもあの興奮を忘れられない。私はライブという音楽の虜になった。

 

大学での4年間はアカペラに挑戦した。サークル内で組んだグループで、年間20本以上ライブに出演し、それ以上に友人が出るライブに出向いた。

自分にとってのこだわりは具体的で確固たるものになり、いつしか「今の間は無いほうがいいなぁ」「今の言い回しはこっちのほうがいいなぁ」などと考えてしまい、どんなライブも純粋に楽しめなくなった。

 

それから私は、漠然と、ライブ作りに携わる仕事がしたいと思うようになった。

自分が音楽に、ライブに対してどのような貢献ができるのかは分からなかった。

それでも、このこだわりを趣味にとどめておくのは勿体ない!どうにか生かしたい!と思い、発揮できそうな場に身を投じるつもりで今の会社に就職した。

 


現在私は、イベンター見習いとしてライブ運営のアシスタントをしている。

会場を押さえ、諸々の申請を済ませ、当日は誰よりも早く会場に行って楽屋の鍵を開ける。ケータリングを用意してスタッフや出演者を迎え、要望にあわせたお弁当やご当地グルメを準備する。開演前には列を整理し、チケットをもぎり、時には影アナ原稿を読み、客席の一番後ろからライブを見守る。ライブの終了後は事前に手配したタクシーに出演者を乗せ込んでお見送りをし、会場を片付ける。

 

この仕事、何を隠そうめちゃくちゃにハード。

朝が早い。夜は終電。それが土日2日間続く。

明確な休憩時間が無い。はじめの頃は食事を取るタイミングが分からず、昼も夜も食べずに1日を終えたこともあった。

帰宅が遅い。疲れを翌日に持ち越す。

それならせめて催事の無い日に十分な休みが欲しいところだが、それも無い。


その上、こんなハードな仕事を辞めずに続けている人といえば、この仕事が好きでたまらない人ばかりだ。

政府も口うるさいこのご時世にありながら、働き方を見直そうなんて発想は無いらしい。


しかもそんな上司に残業なんて概念はなく、部下を早めに帰らせようという考えにも至らない。

初出勤の日も20時半まで帰らせてもらえなかった。ちなみに固定給制で、残業代は付かない。何時間分がみなし残業代かも明記も無い。帰宅は22時を過ぎた。


覚悟はしていたが、気持ちより先に体力がついてこなくなった。

 


たくさん辛いことがあっても、なりたい自分に繋がる“乗り越えるべき局面”だと思えば踏ん張れるのだと思う。

続けていればやり甲斐を感じる機会は多くなってくるし、慣れるまで辛いのは当たり前のこと。この仕事を好きに慣れる日がいずれ来るのだろうとも思う。

しかし入社して1ヶ月も経たないうちに、今の仕事を頑張った末に得られるものが自分が本当に欲しいものではないということに気が付いてしまった。

 


職場の班会議で、「音楽を仕事にする以上どうしても見ておきたいライブがあります」という相談をした。いいライブを見て吸収したものがいずれ会社の役にも立つと考えていたので、行きたいというよりも行くべきだと感じていたので打ち明けた。

そこで得られた答えはこうだった。「ライブから学ぶのはうちの公演でやってくれたらいい」

もっともだと思った。と同時に、自分がライブを見て吸収したものを満足に活かせる場はここには無いのかもしれないと悟った。

 


普通に就職していては見ることができなかったライブの裏側に、私はいる。

それは私が望み続けていたことで、夢を掴んだことをも意味する。

疲れてヘトヘトになっても、客席の後ろからライブを見ると全てがどうでもよくなることもあった。

しかし私の仕事はあくまでも現場の運営。音楽に直接関与することはない。

ライブ作りに携わりながら、いつしかもっと音楽に直接関与したいと強く思うようになった。

 

それに、音楽へのこだわりが強いあまり受け入れられない音楽もあった。働き始めるまでそのことに気付いていなかった。

ライブも多様化し、特に自分が所属する班で取り扱うライブは「推し」とファンがライブを通じて対面する場であり、音楽はその手段に過ぎない(と私は思う)。

 

仕事だから、と割り切ることができればいいところだが、「音楽に生きる」という心持ちで今の職を選んだ自分にとってはそれが難しかった。

 

 

先週の土曜日、よく知るロゴがプリントされた名刺を受け取った手には、夢が一つ叶ったという実感が確かにあった。あの気持ちをずっと忘れたくない。


話をするなかで、憧れのその会社では自分と同い年の人が活躍しているという話を聞いた。専門卒で就職し、今年で3年目になるそうだ。

実は私も就職を考えていたのだが、一般の新卒募集が無かったため諦めざるを得なかった。

 


高校生で初めてゼップに行ったあの日から比べると、確実に夢の実現に近付いている。道を誤ったとは一切思わない。

それでも、彼らと私の間には何らかの違いがあって、今私はそこにいない。

 

 

イベンターという職業を経験できたことはこれからの自分にとって必ず役に立つ。そう思うといつからか、3年…短くとも1年は続けよう、と割り切って仕事に向き合うようになった。

 

そうすると今度は、人と関わることが辛くなった。

丁寧な指導を受けることが申し訳なく感じた。「これからいっぱい入りますんで!」と紹介される度に、胸が痛んだ。

最近では内勤のお姉さん方とも話す機会が多くなった。現場では初めましてではない人が徐々に増えている。このまま関わりが深くなればなるほど辞めにくくなってしまいそう。

 

折よくこの時期の新人は「いつまで続くかな」「どうせ辞めるんでしょ」という目で見られる。

根性がないと思われるのは嫌だが、今辞めたとしても想定内ではあるのならば、いっそ今のうちに辞めた方がいいのではないかとも思う。

 

 

2週間前、初めての土曜休みがあった。スキップで退社するところを先輩に見られた。BPM120くらいの曲を集めて夜の大阪を闊歩した。初めての華金は街の明かりが眩しくて仕方なかった。


なんの予定も入れずに朝まで寝るぞ!昼前に起きてきて録画を消化するぞ!そんな風に思いながら月火水、木と来たところで、職場のラジオから流れる音楽に心を奪われた。

すかさず音声検索をし、オフィシャルサイトを見に行くと、なんと土曜日に名古屋でライブがあるというのだ。それを知った瞬間、土曜日の予定は名古屋行きになった。

体は休まらなかった。それでも、いい音楽にありつけた感動が全てを帳消しにしてくれた。

自分の音楽に向き合う姿勢と行動力に感心した。


こんなこと、いつまでできるか分からない。

いろんなことを諦め、大人になると、衝動に駆り立てられてアクションを起こすことは少なくなるだろう。貪欲に音楽を摂取することもやめてしまうかもしれない。

仕事だってそうだ。環境の変化には体力を使う。辞めること、次を探すことが億劫になり、なあなあで続けていくかもしれない。


私はそれが怖い。

 

今のこのエネルギーと若い感性があるうちに、吸収できる全てを吸収したい。

耳を、目を肥やし、引き出しを増やし、自分のこだわりを追求したい。

 


条件は整った。あとはタイミング。

今辞めると「イベンター3ヶ月」になるんだよね、それってなんか根性無しみたいだよね

こんなにも自分と向き合って、悩んで、辿り着いた考えがそんな風に見られるのはものすごく悔しい。

「とりあえず続けてみたら?」の声に心が揺らぐ。

そんな暇はない、とも言えるほど決断を急ぐ人用はないのかもしれない。

でも今はただ、一刻も早く現状を脱したい。その思いが強すぎて、賢い判断ができずにいる。

 


こんなに悩んだ末の決断なんだから、どうなろうと後悔はしない。絶対。

「辞めたい」と「辞めるべきじゃないかもしれない」の堂々巡り。考えれば考えるほど分からなくなる。


ただ一つ言えるのは、めちゃくちゃ辞めたいということ。

新陳代謝

 

今日は体調が優れず、初めて会社を休みました。

ツイッターで友人が載せていたプレイリストを聴き続けています。

 

一方的に推して…もとい好いている友人がどんな音楽を聴くのか気になって見てみたんですが、なかなかにドンピシャで。

自分の好きな曲を集めたプレイリストを送りつけました。

 

「渋いな、わりと感覚近いかもしらん」

 

鐘が鳴りました。

今の私の鐘はそよ風でも鳴る軽率な鐘なのです。

 

ですがまぁ、感性が近いというのは対人関係においてかなり重要なことで。

ここ数ヶ月不幸のどん底にいるような気でいましたが

この世も捨てたもんじゃないなぁなんて思いながら、今朝出会った素敵な音楽を体に流し込んでいます。

 

こうやって、無理矢理に毒素を抜いていきます。デトックスです。

 

 

報告です。

「推せる彼氏」がただの「推し」になりました。

 

2ヶ月ほど前に別れたいと打ち明けられ、説得を続けてきましたがだめでした。

結局私が折れる形でお別れしました。

 

たくさんの愛情を育み、たくさんの未来を思い描いてきました。つらいです。とってもつらいです。

 

幸せな半年間でした。

きらっきらで、毎日が刺激的で、怖いものなんて何もありませんでした。

 

 

多才で、感性が抜群で、気が利いて、努力家で、

やることなすこと予想がつかなくて、飽きなくて。

 

放っておくと寝ずに食べずに無理をして、いつも眠そうで、

 

旅行の往路で助手席で熟睡する彼を見て、思うところはありましたが

初デートには遅刻しないように寝ずに来た彼が、今や運転する私の横で寝るようになったんだなぁなんて思うとなんだか感慨深くて、そっとしておきました。

 

自分を大切にしない彼を、私は大切にしたいと思いました。

 

責任感が人一倍強くて、

中学の、さほど仲の良くなかった友達の命日になると8年経って最後の一人になっても帰省して手合わせに行っている話を聞いて、本当に何があっても先に死ねないなぁと思いました。

「私が病気にかかって余命宣告されたらひどい女になって嫌われて別れてから死ぬね」

そんな約束も、不要になってしまいました。

 

 

彼は安直な歌詞が嫌いだと言いました。それを聞いて、この人とは感覚が合うと思ったのを覚えています。

同じ理由で私は彼が聴く、安直なリズムパターン・コード進行の邦ロックを未だに受け入れられないのですが。

 

思い返せば、合うところよりも合わないところのほうが多い二人でした。

それでも、自分と全然違うからこそ魅力を感じたし、

どんな気苦労も厭わないくらい大好きでした。

 

 

付き合う前、私の何がそんなにいいの?って訊いたことがありました。

それで顔とか歌とか言われたらきっと、その程度かって相手にしなかった(好きにならないように努力した)んですけど、

そこで彼は、こんな話をしてくれました。

 

何年経っても素敵な記憶ってあるじゃないですか、

いつどんな心理状況で振り返っても良いって思える記憶。

そういう、自分を振り出しに戻してくれるものってちゃんと人を好きになる上では大事だなって思って。

先輩との間にはそれがあって、

それで、あ、自分この記憶さえあればいつまでも先輩のこと好きでいられるって確信したんです。

 

この言葉は彼と付き合うことを躊躇っていた自分を後押ししてくれた言葉で、今でも私の宝物です。

 

ねぇ、話が違うよ。

こんなに私を夢中にさせてどこに行っちゃうの?

 

 

半年間、彼は本当に頑張ってくれました。

身に余るたくさんのものを貰いました。

いい彼氏でした。

そんなに頑張らなくていいよ?ってぐらいいい彼氏でした。

 

それで彼は燃え尽きちゃったみたいです。

社会人と学生で付き合っていくことの不安とか、私の婚期のこととか、嫉妬とか、色々思い悩んでしんどくなっちゃったみたいです。

 

それで燃え尽きるならほんとにそこまでしてくれなくてよかったよ。無理してるって早く言ってよ。

そんなこと今更言ったって彼には届かないんですけど。

 

正直納得はいかないし、とっても腹立たしいんですけど、

半年の間に彼からもらったものは紛れもなく本物で、私にとっていつまで経っても色褪せない思い出で。

 

 

彼、シャンプーまで私の真似をしてたんです。

質問箱で匿名で訊いて、その日のうちに買ったんです。おっかしいよね。

それがこの間切れて、違うのになって。

すっかり扱いにも慣れた狭いユニットバスで、いつもと全然違う匂いで髪を洗いながら

いろんなことを思い出しました。

このまま嫌なところばかりが見えて、こんな感謝の気持ちも忘れちゃうのかな、それは絶対に嫌だなって。

それで、別れることを決意しました。

 

 

コンビニによって置いてるアイスもお酒も全然違うこと

金木犀は寒い夜のほうが香ること

好きな人に髪を乾かしてもらう時間があんなにも愛おしいこと

喫煙者とのキスがスモーキーフレーバーなこと

大切な人を起こす日は早起きできること

自分があんな風に笑えること

 

たくさんのことを知りました。

どれも忘れたくないことばかり。

 

 

人生最後の大恋愛。

思い出になるにはまだ時間がかかりそうです。

 

きのこ帝国-金木犀の夜 - YouTube

 

先に寝てしまったせいで酔った彼からの電話に出られなかったことがある。

私はそのことを未だに思い出すし、

私の次にかけた相手がいたことも、その女の子が電話に出たことも、なんだかとっても悔しい。

 

 

相手にとって替えのきかない存在になりたいと願うことはおこがましいことなのだろうか。

 

替えがきかないなんて、そんなことあるわけがない。

偶然が重なって出会った2人がお互いの特別になる約束をする。それだけのこと。

 

そんなことはわかっている。

 

だからこそ、お互いにとって唯一無二であるかのような錯覚に陥ることができたなら

それはこの上なく幸せなことなんだと思う。

 

幸せ。

 

私は幸せだった。愛されていた。そう実感していた。

 

私こんなに幸せ!私って幸せだよね?

そう周りに言い続けないと認識できないような幸せって、どうなんだろう、それも1つの在り方なのかな?

 

分かってるんだからいいじゃんね。

 

柴田聡子「後悔」(Official Video ) - YouTube

ジェットコースター

 

仕事

 

朝早い 夜遅い

帰れない

ご飯がまともに食べられない

座れない 腰が痛い 足が痛い

上司との相性

同期との温度差

相談できる人がいない

どう考えても改善できるのに「こういう業界だから仕方ない」と諭される

追い込まれすぎてトイレで隠れて泣くことなんてざら

 

体に悪いことをしているという、はっきりとした実感。

いつでも辞めてやるって毎日思う。

 

でも、

 

ライブを見ている時間だけは、何もかも忘れられる。

 

会場のいちばん後ろから見る照明はまるで花火みたいで、

客席では見渡す限りの人が同じ音楽に夢中になっている。

いい音楽を聴いて身をよじり、痙攣し、見つからないように恋煩いみたいなため息をこぼす。

あぁ私このためにこの仕事してるんだなぁ、

この仕事に就けてよかったなぁって、心からそう思う。

 

その繰り返し。

 

 

私生活

 

先月、約半年連れ添った恋人から用済みを言い渡された。

もう味もしないのだと、そんな風なことを言われた。

なんとか説得して、というより根負けさせて関係は続いたものの、

首の皮一枚

いつどうやってまた別れを告げられるのかわからない

些細なことでトゲのある言葉を投げかけられる

その度に傷を負う

そんな状況がしばらく続いた。

 

そんな彼の家に1ヶ月ぶりに行った。

もう触れることすら許されないと思っていたその手が、何事もなかったかのように私に触れた。

 

堰を切ったように何かが流れ込むような感覚があった。私はそれを愛だと思った。

 

「手上げてないだけでDVみたいだね」

浮かれた私に、友人の何気ない言葉が妙に刺さった。

わからない。毒が回った私にもう正常な判断はできない。

他の何を食べても味がしない。

 

そんなことを、きっとこれからも繰り返していくんだろうなぁ